交通系ICカード
宇都宮LRTでは、地域ポイントや高齢者福祉・障害者福祉のサービス、バスや地域内交通(オンデマンドバスなど)との乗継割引のサービス、高い輸送力の実現などのために、Suica と 2in1 の独自の交通系ICカード totra を導入しました。(See also totra 公式サイト)
totra の特徴
JR東日本およびソニーの、 Felica
OS 拡張により Suica と独自カードの 2in1 で使える、
地域連携ICカードです。
それにより、全国の鉄道やコンビニなどの店舗で、 Suica として使え、また、チャージ出来ます。
totra エリアでは、 Suica や、 Suica と相互利用の PASMO などの交通系ICカードが使えます。
totra エリアは、宇都宮LRTや、関東自動車およびJRバス関東宇都宮支店・西那須野支店のバスです。宇都宮市の地域内交通(住民向けのオンデマンド交通など…)でも2022年9月1日から使えるようになりました。
totra エリアで使うと2%の交通ポイントがつき、料金以上にポイントが貯まっていると、ポイントで料金を支払えます。
平日午前9時から午後4時の間に交通系ICカード(Suica なども可)でバスに乗ると、上限運賃制度400円が適用されます。
totraで地域内交通(原則300円)とバスを乗り継ぐと、乗継割引200円が適用されます。
totra には、バス定期券の利用区間や有効期限が印字されず、乗務員が確認出来るように、買い求めた際に発行される「定期券内容控え」を、一緒に携帯する事が求められています。
totra は地域連携ICカードなので、totra 地域の定期券とJR東日本の Suica の定期券をまとめて載せる事ができます。
totra 公式サイトでは、
totra でバス定期券を求めてから、JRで Suica 定期券を求めるよう案内されています。
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記名式 totra 限定ですが、宇都宮市の高齢者や精神障害者への交通費助成が、宇都宮地域のLRTやバスだけで使える、年度内のみ有効な福祉ポイントとして扶助され、そのポイントで料金を支払えます。福祉ポイントは交通ポイントに優先して利用されます。
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宇都宮市のバスの上限運賃制度
交通系ICカード導入の経緯
当初は単純に Suica を宇都宮LRTとバスに導入して、そこに地域独自のサービスをつける考えでしたが、それが不可能なのが判明したため、地域独自の交通系ICカードを導入する事にして、地域外からの乗客もそのサービスなしで Suica や PASMO など(交通系ICカード全国相互利用サービス参照)を利用出来る Suica 片利用の方針に切り替わり、2018年にバスで先行導入される予定になりました。
それが、JR東日本の Suica と地域独自カードと 2in1 の交通系ICカード、地域連携ICカードの企画が発表され、それに宇都宮市が最初に手を挙げて、宇都宮独自のICカードが Suica としても使える、相互利用可能な交通系ICカードになる事に決まりました。
totra のサービスは、バス(関東自動車およびJRバス関東宇都宮支店・西那須野支店)で 2021年3月21日に開始します。宇都宮LRTでは、開業の2022年に導入予定です。
これにより、これまでバスなどで Suica や PASMO が使えなかったのが使えるようになります。